不朽の名作!LAMY 2000 はいいぞ
万年筆はいいぞ
最近、万年筆が人気らしいですね。僕もここ数年はもっぱら万年筆を使っています。
ちょっと手間はかかるけど、なめらかな書き味や線の強弱、インク選び、モノとしての魅力、、、いいところもたくさんあります。
万年筆の大問題
見た目がいかにもなやつが多すぎる!!!!
黒くて金具が金ピカ!!みたいな!!!使うのは気がひける!!!
ダンディーなおじさまじゃないと持っててサマにならない!!!くやしい!!!!
(個人の感想です。)
LAMYはいいぞ
そこでLAMYでございます。説明不要なスタイリッシュさ。
デザイナーはゲルト・アルフレッド・ミュラー。発売開始は1966年。ラミーの原点となったモデル。名前の由来は“2000年まで通用するデザイン”を目指したためだとか。
発売からすでに半世紀が経過。全く古びない。もはや過去から来た未来ですね。
名作として評価は固まっているので、ちょっとでもデザインに興味のある人なら知ってるはず。
実際自分は学生の頃に、プロダクトデザインの先生から「お、LAMYの2000だね。僕は4色ボールペン持ってるよ。万年筆は持ってないからちょっと見せてよ」って感じで話しかけられました。
その先生は、僕の2000をひとしきり眺めて撫で回して、ちょこっとイラスト描いて、
「ものは買って使わなきゃ分からない。ネットだけ見てわかった気になる学生が多くて辟易する。デザイナーを志すなら自腹で名作を買って(以下略」
なんて言っていました。
職場なんかでもよく話しかけられます。みんな気になるみたい。
で、見た目以外に何がいいのか?
“モノとして魅力”
これに尽きると思います。
手触り
本体は木っぽいけど、樹脂製です。軸方向にヘアラインが入っていてさらっとした気持ちのいい手触り。ずっと撫でていたい。
クリップ
おそらくステンレス削り出しのクリップ。さりげなくLAMYのロゴが入っている。
根元にヒンジとバネが入っておりカッチリした動きをする。触ってて楽しい。
キャップ
とにかく感触がいい。特に閉めるときにカチッとします。本体にわずかな突起があってこれが引っかかってるっぽい。
インク窓
万年筆ですから使えばインクがなくなるわけです。そこでインクの残りがわかるようにインク窓がついているわけですが、これがまたさりげない。普段はひっそりと出しゃばらず、インクが減るとしっかりわかる。えらい。
上の写真でそれとなく見えるのがインク窓。インクが減ると透明になってはっきりわかる。
インクの吸入方法
これがまたニクい。LAMY2000は吸入式なので、 本体の一部を回す。
しかし一体どこを・・・?
普段はぱっと見では全くわからない。手で触っても段差を感じない。
むむむ・・・。これはおそらくパーツを合わせてから表面を仕上げているに違いない・・・。
なんてマニアックな推測をする楽しみもある(あるよね?)
あとは「へぇ〜万年筆使ってるんだ。インクってどうやって入れるの?」っていう周りの人の質問にドヤ顔で説明できる。(するよね?)
じゃあ、欠点は?
もちろんあります。
バランス
書くときにキャップをするとややお尻が重い。個人的にはキャップは外した方が書きやすい。
たぶんアルファベットの筆記体を書くときには問題ないけど、日本語みたいに画数が多くていちいちペン先を上下させなきゃいけない場合、手が疲れる。
書き味
一応金ペンだし、べつに不満はないレベル。
ただし、あくまでも書き味を求めるならもっといい万年筆があると思う。
前に試し書きした中屋の万年筆は素晴らしかった・・・
書くとこんな感じ
ペン先はM インクはSHIKIORIの蒼天(ソウテン) 紙はフツーのコピー用紙。
細い方が漢字は描きやすいけど、細すぎるとペン先がカリカリって感じになって書いてて楽しくないからMぐらいがおすすめ。
買ってよかった度 ★★★★★
😆文句なしの5つ星。ひとまずこれがあれば満足。Amazonで買うとほぼ半額になるのでつい指が滑ってポチってしまってもしょうがないね。
もちろん他にも魅力的な万年筆はたくさんあって、色々目移りはするけど、心が揺らいだときにこれを買ってLAMY2000を使わなくなるか・・・?という疑問が頭をよぎり無事に散財を回避できる。LAMY aionには心惹かれたが、べつに2000でいいやと思った。2000と比べるとやや作りの甘いところが目立ったしね。
眺めてよし、触ってよし、使ってよし、語ってよし、おまけに節約にもなる。
LAMY2000 最高!
ペン先はお好きにどうぞ
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